- 「一人暮らしするなら、貯金の目安はいくらくらいだろう?」
- 「せめて人並みには貯金しておきたい」
- 「いい加減貯金しないとやばい」
というふうに思っている人は多いでしょう。
結論から言うと、一人暮らしの貯金目安は、年代などによって大きく変化します。
今回は、
- 一人暮らしの貯金の目安、平均貯金額
- 年代別の平均貯金額
- 貯金の目安をクリアするために必要な節約
などについて、詳しく解説します。

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目次
一人暮らしの貯金の目安、平均貯金額は?

「一人暮らしで貯金するなら、みんなの平均を目安にすればよいかな?」と考えている人も多いでしょう。
まずは、一人暮らし全体での平均貯金を確認しておきましょう。
金融広報中央委員会という団体のリサーチによれば、一人暮らし全体の平均貯金額は653万円でした。

(引用:知るぽると)
赤枠の中は、要するに「一人暮らし全員の平均貯金額は653万円だよ」と言っています。
というように一人暮らしでは、意外ととんでもない金額を貯金しています。
これだけの貯金があれば、どう考えても一人暮らしとしての目安をクリアしていると言えるでしょう。
この数字を見て、「いや、わたし全然足りないじゃん」と思った人も多いはず。
ですが安心してください、足りなくて当たり前です。
上記は、お金ばかり持っている50代60代の貯金も計算に入っているので、めちゃくちゃな金額になっています。
今あなたが20〜30代で、50代〜60代と勝負する必要はないですよね。
だから、一人暮らしが貯金するとき653万円を目安にする必要はなく、「同年代の平均的な貯金額」を目安にするのがよいでしょう。
一人暮らし20代の平均貯金額
金融広報中央委員会(何回も長い名前ですみません)によれば、一人暮らし20代の平均貯金額は、113万円でした。
113万円なら、「まだなんとか貯められそうだ」と感じますね。
とりあえず、一人暮らし20代なら、113万円、もしくはわかりやすく100万円を貯金目安として追いかけていくのがよいでしょう。
ちなみに20代で貯金が全くない人は、44%程いるとのこと。
あなたがまったく貯金していなくても珍しいことではないし、これから貯金していけばOKです。
他の年代では、いくら貯金しているの?
一人暮らししている他の年代での平均貯金は、以下のとおりです。
- 30代:327万円
- 40代:666万円
- 50代:924万円
というように、年代が変わると貯金額も大きく変化します。
自分に合った年代を、一人暮らしの貯金目安としましょう。
貯金は手取りの何割?
「みんなが、手取りから何割を貯金に回しているんだろう?」という疑問を持っている人も多いのではないでしょうか?
Yahoo!の報道及び金融広報中央員会によると、以下のような割合で貯蓄しているようです。
- 15%〜20%を貯金する世帯:5%
- 10%〜15%を貯金する世帯:21.1%
- 5%〜10%を貯金する世帯:14.3%
全体の平均については年度で異なりますが、毎年「手取りから8%~13%ほど貯蓄する」というデータも出ています。
「意外とみんな貯金しているんだ」と感じる部分もあるのではないでしょうか?
まずは5%か10%くらいを、一人暮らしの貯金目安にするのがおすすめです。
一人暮らしの学生、貯金目安いはいくら?
一人暮らしの学生だった場合、リクルートによれば以下のようなデータが出ています。

(引用:mynabi学生の窓口)※回答者数:347人
というように、10万円から50万円程度を貯金している人が多くいました。
学生から貯金する意識があるエラい人は、この先も大丈夫な気はします(笑)
学生で一人暮らししているなら、まずは10万円は貯金の目安になりそうです。
そこから30万円、50万円とステップアップするのがよいでしょう。

一人暮らしで貯金の目安をクリアする節約方法とは?

一人暮らしで貯金の目安をクリアするなら、節約が大切です。
特に以下の方法は、かならず実践しましょう。
- 給与から先に貯金するお金を引いておく
- 家計簿をつけて、帳簿を見直す
- 固定費を見直す
- 家賃は手取りの3割以下
それぞれについて、下記で解説します。
また、「賢い節約は生活の基本!今日から実践できる節約術とは?」も参考になります。
給与から先に貯金するお金を引く
一人暮らしで貯金の目安をクリアするなら、「給与が入ったら、まず貯金するお金を引く」ようにしましょう。
なぜなら、先に貯金するお金を引いておけば、本来貯金するはずだったお金を使い切ってしまうことがないからです。
たとえば給与が入ったら、以下のようにお金を移動させます。
- 貯金用口座に入れる
- なるべく開けるのが大変な貯金箱に入れる
- 投資信託に投資するetc…
ちなみに私は、「貯金用口座に入れる」という方法を使っていました。
使っていたのはジャパンネット銀行(現:Paypay銀行)。
そしてジャパンネット銀行は通帳がなく、取引にはカードを使うしかないのですが、そのカードをへし折って捨てていました。
再発行する手続きがないと、貯金用口座からお金を下ろせなくする、つまり「貯金を使わないようにする」というわけです。
家計簿をつけて浪費を見直す
家計簿をつけて浪費を見直すのも、大変重要です。
家計簿をつければ、「無駄遣いしているお金がどれだけたくさんあるか」はっきりと見えるようになります。
一人暮らしになると生活がだらっとしてしまい、放っておくとどんどんお金が減っていくことも。
これだと、貯金目安をクリアするどころではありません。
家計簿をつけて浪費が多すぎないかチェックし、貯金目安へと近づいているか、確認しましょう。
まずはマネーフォワードなど、簡単な家計簿アプリから使うのがおすすめです。

(引用:マネーフォワード)
使い方はとっても簡単で、誰でもすぐ使いこなせますが、念のため説明動画も掲載しておきますね。
固定費を見直す
一人暮らしで目安以上に貯金するなら、固定費を見直しましょう。
固定費とは、一言で言えば「毎月かならずかかるお金」のことです。
たとえば、
- 家賃
- 携帯電話料金
- 定期代
- 通信費
- ガス代
などが、固定費に当たり、これをいかにコントロールできるかが重要になります。
個人的には「固定費をきちんと管理しているか、いないか」が、そのまま「貯金があるかないか」にそのままつながっているような印象です。
固定費が改善されると、その後は毎月節約の効果を得られます。
できるだけ固定費はおさえて、一人暮らしの貯金目安へと近づけていきましょう。
食費を見直す
一人暮らしが目安以上に貯金するうえで、食費を見直すのは大切です。
食費は、かなりお金が必要な部分。
総務省によれば、一人暮らしの人は1ヶ月あたり約39,300円が、食費としてかかっているそうです。

(引用:Yahoo!)
これを少しでも抑えるために、以下のような工夫をしてみましょう。
- 外食を控える
- コンビニはあまり使わないようにする
- 飲み会の回数は減らす
- プライベートブランド(イオンのトップバリュなど)のものを買う
- 作り置きをする
- キャッシュレスで買い物して、ポイントを利用する
(参考:総務省)
家賃は手取りの3割以下に
家賃は、一人暮らしにとってもっとも大きな支出のひとつです。
家賃が手取りに対して高すぎると、貯金するどころか生活をするのも大変になります。
一人暮らしの目安以上に貯金するなら、家賃は最低でも手取りの3割にしましょう。
ちなみに支給総額(いろいろ引かれる前の金額)の3割ではないので、注意してください。

一人暮らしで貯金の目安を超えるオススメの副業5選

当たり前のことに聞こえるかもしれませんが、一人暮らしで貯金の目安を超えるには、副業するのがおすすめです。
「やっぱり本業の収入だけでは、目安どおりに貯金できない!」という人が多いでしょう。
しかし副業で収入をアップさせれば、少しずつでも貯金できるようになります。
一人暮らしで貯金の目安を乗り越えるなら、以下5つの副業がおすすめ。
- 不用品販売からの物販
- WEBライター
- WEBデザイナー
- プログラミング
- 動画編集
それぞれについて、詳しく解説します。
不用品販売からの物販
不用品販売からの物販は、一人暮らしが目安程度貯金するうえで、かなりおすすめ。
不用品販売とは、要するにメルカリなどで、いらないものを売ることですね。
ただしこれだと、不用品がなくなると稼げなくなってしまいます。
しかし”物販”に切り替えれば、お金を稼ぎ続けることが可能です。
物販とは、一言で言えば中古品を仕入れてフリマアプリで売る、という仕事ですね。
これならさほど時間をかけず、商品が売れた場合に利益が得られます。
帰宅後の時間を使ってWEBライター
一人暮らしで目安以上に貯金するなら、WEBライターというのもおすすめ。
WEBライターとは、一言で言えばインターネット上で記事を書く人のことですね。
自分の得意なことに関する記事なら、ある程度誰でもトライできます。
ちなみにWEBライターの仕事は、クラウドワークスやランサーズで簡単に見つけられます。

(引用:クラウドワークス)

(引用:ランサーズ)
スキルを身につけてWEBデザイナー
一人暮らしで貯金の目安をクリアするなら、WEBデザイナーという道もあります。
WEBデザイナーとは、簡単に言えば、
- ホームページを作る
- CMSをカスタマイズする
- コーディングする
- その他WEBサイトのデザイン全般
などをこなす副業ですね。
WEBデザインがキッチリできる人は多くないので、稼ぎやすいのがポイント。
また在宅でのんびりできるので、一人暮らしが貯金目安を目指すうえではピッタリの副業です。
ただしWEBデザイナーとして働くには、さまざまな知識が必要となります。
たとえば、
- HTML
- CCS
- PHP
- Java
などの言語を使えるのが、スキルとして求められます。
スクールに行ってプログラミング
プログラミングスクールに行って、プログラムの仕事をするのも、ひとつの方法です。
プログラミングは、現在大変な需要がある分野で、技術があればしっかりと稼げます。
一人暮らしの貯金目安を貯めるどころか、プログラミングで独立した、なんて人もいるくらいです。
プログラミングスクールといえば、テックキャンプやテックアカデミーが有名ですね。

(引用:テックキャンプ)

(引用:テックアカデミー)
こういったところでプログラミングを学んでみるのもよいでしょう。
プログラミングを習得すれば、一人暮らしの貯金目安くらいなら、割と楽に稼げます。
しっかり勉強して動画編集
最近なら、動画編集という副業も考えられます。
動画編集とは、要するにYouTubeに投稿する動画を編集して、見やすくするという作業ですね。
最近はYouTuberの数がものすごく多いので、動画編集はすごく稼ぎやすくなっています。
ただし動画編集にもスキルが必要なので、勉強は必要です。

一人暮らしで貯金の目安以上貯めるなら積立型の投資信託も

一人暮らしで貯金を目安以上に貯めるなら、積立型と呼ばれる投資信託も頼れる存在です。
まず、投資信託が何なのか解説しましょう。
投資信託とは、一言で言えば、
- 自分に代わって
- 投資のプロに
- さまざまな銘柄へ投資してもらう
というものです。
つまりプロに投資をおまかせする、というわけですね。
あくまでも投資は投資なので、元本割れすることもありますが、プロが代行するのでそのリスクは低いと言えます。
つみたてNISA
つみたてNISAは、一人暮らしが貯金をするうえで、幅広く活用されています。
つみたてNISAとは、簡単に言えば「40万円以内の投資信託について、税金が発生しない」という制度です。

(引用:金融庁)
本来、投資信託で儲かると、儲かった分には税金がかかります。
しかしつみたてNISAの範囲内では税金がかからず、より利益を出しやすいというわけです。
つみたてNISAは、1万円からでも、100円からでも始められるので、一度トライしてみるとよいでしょう。

一人暮らしの間は貯金の目安を超えて貯めるチャンス!

一人暮らしの間は、目安以上に貯金をする、唯一のチャンスと言えるかもしれません。
なぜなら一人暮らしから卒業して結婚したら、めちゃくちゃお金がかかるからです。
ゼクシィによれば、なんと結婚には以下のような費用がかかるとのこと。

(引用:Zexy)
「めちゃくちゃかかるじゃん!」と感じるでしょう。
さらには夫婦二人の生活費や子供の養育費もかかるので、さらに貯金は難しくなります。
というか、ほぼ「無理ゲー」です…
だから、お金がまだかからない一人暮らしのうちに、貯金の目安をクリアしておくのが大切なわけです。
最強の貯金方法である実家暮らし以外なら、一人暮らしはもっとも貯金しやすいタイミングだと言えます。
まとめ
一人暮らしにおける貯金の目安は、概ね以下のとおりでした。
- 一人暮らし全体の平均:653万円
- 20代の平均:113万円
- 30代の平均:327万円
- 40代の平均:666万円
一人暮らし全体の平均は、50〜60代の貯金も入っているので、目安としては正しくありません。
自分に合った年代の目安を追いかけていくのがよいでしょう。

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